墓碑銘

　久々に写真でも撮るかと防湿庫を開けようとしたら、
防湿庫の上の箱に目が止まった。

CONTAX TVS。
3年程前、犬島に行く船の待ち時間に、
近くのものを色々撮ってたら、急に動かなくなった。
以前から狂セラコンタックスの壊れやすさにウンザリしていた僕は、
どうせ修理してもすぐ壊れるんだったらもういいや、と、
箱に入れて放置することにした。
大学入学祝として伯父からプレゼントされてから10年の間、
6回ほど修理している。壊れ過ぎだ。
貰う時に伯父には「下に出すなよ」と言われているし
（今更下に出したところで二束三文だが）、
置物というのもなんだかなぁ。
何か他に活用方法は無いんだろうか。
良いアイデアをお持ちの方、ぜひ連絡ください。

http://www.flickr.com/photos/swyma/4327951688/
↑作例（1999年）

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HOMMAGE

　フィルムを消費するため、カメラを持って自転車でふらついた。
面白い場所があったので1枚撮ったが、どこかで見たような光景だ。









































そうだこれは横尾忠則のＹ字路だ。
無意識にパクってしまった

FOMAPAN

　いつもはDELTAかACROSしか使わないが、
ほんの遊びのつもりで買ったチェコのフォマパンが、意外に悪くない。
今度大阪に行ったときにまた買おう

散財

　この春の話だが、今後自由に金を使えなくなるだろうと思って（これまでも不自由だったが）、
思い切って買った。
HASSELBLAD 503CX + CF Planar 80mmF2.8だ。
500C/Mか503CXか、CレンズかCFレンズかで猛烈に迷った。
大阪の某店で、めぼしい500C/MとCレンズがあったので、
一応チェックして他の店を回って、次の日に買いに行ったら定休日だった。
まぁこれも運命ということで、第二候補の503CXになった。

　しかし恐ろしくピントの山がつかみにくい。
これまででは考えられないほどピンボケ写真を量産している。
眼鏡より、度の強いコンタクトをつけた状態だとマシになるが、
もともと僕はマット面でピントを合わせる習慣がないので、
アキュートじゃなくていいからスプリットのあるスクリーンが欲しい・・・
いやディスタゴンもそのうち必要か、ポラバックなんてのも面白そうだ。
それより先に露出計か。
じつは単体露出計を持っていないので、今のところモノクロ専用になっている。
しかし金がかかるな。
以前、伯父の「ローライ欲しい」発言に対し、
僕が「レンズ交換すら出来ないのになぜ魅力があるのか、やはりハッセルでしょう」と答えると、
「いや、そこがいい」と伯父は返した。
いまその意味が分かった。
人生の先輩はよく分かっていらっしゃる。

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阪急マルーン

　前に書いた弊衣破帽の応援団のように、
強固なポリシーがそのまま現れた姿が最高にかっこいいと思う。
そんな電車が大阪で走っている。
阪急電車だ。
最近は上部にアイボリーの帯が入ってしまっているが、基本的にマルーン一色だ。
「性能がいいから車体を飾る必要は無い」という理由であの色だと聞いたことがある。
飾らないのに品が良くて自分らしい。
自分もこうありたいと思っている。

　ということで、例のカメラを阪急マルーンに塗装した。
阪急電車へのオマージュだ。
焼付塗装なんてことはできないから、
素人が出来る範囲で最高の塗装をしたつもりだったが、やっぱり剥げてきた。
前のピンクの時よりは随分マシになったが、やっぱり焼付塗装じゃないとダメか。



















 

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