帰省

　正月に帰省したら、伯父がちゃっかりK10Dを買っていた。
「もう使わんから、やる」といわれ、*istDSを貰った。
本当はデジカメよりも、死ぬまで使われることの無さそうなＭＸが欲しかったけど、文句は言えん。
何だかんだ言って、デジタル一眼デビューだ。
オートフォーカス一眼デビューでもある。

　愛用のＭレンズを装着し、いつものように絞り優先で使おうとしたところ、唖然とした。
いくら絞っても絞りが作動しない。
説明書を読むと、なんとＭ以前のレンズはマニュアル露出になるそうだ。
しかも絞込み測光ときた！
これじゃＳＰと変わらないじゃないか。
マウントをよく見ると絞り値伝達用の爪が無い。
ということは最初から絞り込んで使うM42レンズだと絞り優先で使えるようだ。
不便なカメラだ・・・
































　帰りがけに数枚撮ったが、ぜんぜん気分が乗らない。
パソコンの周辺機器を使ってる感覚と変わらない。
まぁこれは玩具だな。

散財

　ペンタックスに８万円強の御布施をした。
つまり、前々から欲しかったFA77mmF1.8Limitedを遂に手に入れたのだ。
何でも後回しにする僕だけど、このレンズはいつ製造中止になってもおかしくないし、
最近製造中止になったFA☆85mmF1.4の中古相場が高騰しているのをみると、
このレンズも製造中止後に高くなるだろうと思い、今しかないと思って買った。
色はシルバーかブラックか結構迷ったが、ブラックにした。
このレンズ、フィンガーポイントが緑色の七宝だったりして、
ブラックでも意外に派手な印象だ。
で、こういう時は使った感触や作例を載せるべきだけど、
ここの所写真を撮りに行く暇が全然ないので、どうしたものか。

TVSその後

　例のＴＶＳの写真が出来た。
やっぱりダメだった。
どこが悪いというよりも全てが冴えない。
オーバーホール決定である。
写真を載せようと思ったが、ロクなのが無いのでやめた。

　どうせダメだと思って、今回はローソンの５００円プリントに出したんだが、
プリントそのものは中々きれいだ。
コニカミノルタの袋に入っているが、まだアナログプリントなんだろうか。
または評判の良いノーリツ鋼機のデジタルプリントだろうか。
デジタルプリントだとしてもこれなら許せる。
近所の大手の写真屋はｆ ジｆ ィルムのｆ ロンティアで、
1200円くらい取られる上にいかにもデジデジしたプリントで、嫌になってしまう。
　
　ローソンのプリントがヘンなのに変わってしまわないうちに、ハーフの写真でガンガンお世話になろうと思っている。

ＣＯＮＴＡＸ ＴＶＳ

最近ちょっとした遠出でも、わざわざ重い一眼レフを持っていくことになってしまうのは、こいつの調子がずっと悪いのが原因だ。

　コンタックスＴＶＳ。
　この後ＴＶＳII 、ＴＶＳIII が発売されたが、見た目は一番これがよい。
Ｔ２の秀逸なデザインに比べるとどうもカッコ悪く見えるけれども、フードをつければ一気にカッコ良くなる。
こうするとＴ２にズームが付いたというよりＧ１をコンパクトにした感じになる。
　発売当時流行していた「途中切り替えパノラマモード」が付いていることやファインダーが恐ろしく暗いことがよく欠点に挙げられるこの初代ＴＶＳだが、
まぁそれはガマンするとして、我慢できない欠点がひとつ。



それは「す　ぐ　壊　れ　る」こと。
これまで何度も修理に出していて、修理直後はちゃんと動くんだけどすぐにどこかが悪くなってしまうくせものだ。
３年前にオーバーホールした後そんな無茶苦茶な使い方をしているわけでもないのに既におかしい。
画面中心の描写はビシッとキマっているけど、中心から少し外れると滲むように流れまくっている。
またストロボが同調せず、飲み会の写真が全部真っ暗だ。
ということで、最近は全く使わずほったらかしにしていた。



　そんな中、京セラがコンタックスの製造を打ち切るというニュースが入ってきた。
さらに、補修用部品の保有期限ももうすぐである。
そろそろ修理に出さないとやばいので、不良個所を調べるため久々にフィルムを入れて撮りはじめた。

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ＰＥＮＴＡＣＯＮ ＰＥＮＴＩ Ｉ

　ペンタコンのペンティを買ってしまった。
常々ユルいカメラが欲しいと思っていたが、流行りのトイカメラは皆が持ってるし、買うのは自分のプライドが許さないのでスルーしていた。
※今回から、常体で書くことにしました。

　そこでこのペンティ。いかにも婦人用のデザインだ。
ペンティには Ｉ と II が存在する。
Ｉ は上面が盛り上がっているもっと婦人チックなデザインで、II は露出計を内蔵している。そう思っていた。
しかし II だと思われた自分のは、露出計がついていないし、"ＰＥＮＴＩ　Ｉ"と書かれている。
どうやら婦人チックなのはただのペンティ、写真のデザインで露出計有りが II 、無しが Ｉ らしい。
こんな形をしているのに、底面にペンタコンのエルネマン塔マークが付いているところがシビれる。
横に飛び出してる棒はプランジャーといって、押し込んでフィルムを送りシャッターをチャージする。
シャッターを切って指を離すとプランジャーが飛び出す。
このプランジャーを見て、カメラ好きならフォクトレンダーのビテッサを連想するだろう。
外部に殆どビスが見当たらないところもビテッサに似ている。


　このカメラ、しゃれたデザインにもかかわらず雑誌等であまり紹介されないのは、ラピッドシステムの所為だと思われる。
ラピッドシステムとは、次のような仕組みである。

①フィルムの入ったマガジンと空のマガジンを装填して撮影する。
②露光されたフィルムは空のマガジンに送られる仕組みになっているので、最後に巻き戻しをする必要が無い。
③現像の際はマガジンごとラボに出す。もちろん、マガジンは返却してもらわなければならない。

　簡単さを目指したラピッドフィルムだったが、あまり普及しなかったらしい。もちろん今では入手できない。
ただマガジンの中身は普通の135フィルムなので、暗室でフィルムを詰めてやれば普通に使用できる。
オリンパスのペンシリーズとは全く関係無いが、ペンティもハーフサイズだ。
しかしそんな多くフィルムがマガジンに入らず、フィルムカウンターも24までしかない。
さらに０円プリントの店にラピッドシステムを説明するのは面倒だし、返してくれないと困るマガジンが捨てられることも大いに有りうる。
信頼できる馴染みの店に出す必要がある。
オリンパスのペンみたいに、７２枚以上撮って０円プリントに出すようなことが出来ないので、ハーフのくせにそんなに経済的ではない。


　撮影してみたが、意外に良く写っている。
シャッタースピードがＢ、30、60、125しかないので苦労する。
ISO400を入れたら、晴れの日が厳しいしISO100だと室内が厳しい。
ISO200が良いようだ。
目測でピントが甘い所為も有るだろうが、軟調な写りだ。




















PENTACON PENTI I
MEYER-OPTIK DOMIPLAN V 30mmF3.5
1/125 f22 ISO400

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