臨終

　年末は忙しくて、あまり外に出なかった上、
時間があるときも最近はオーディオ趣味が先行していて、
写真を撮りに行かなかった。
そんな暮れのある日、駅裏を車で通って驚いた。
若草アパートの解体が始まってるじゃないか。
解体されることは判っていたが、
いざ目の当たりにするとこれほど寒々しい光景は無いな…

南観音アパート

　車道から一瞬だけ、古そうな団地が見えるところがある。
そこを通るたびに脇見運転になって危ないので、調べて行ってきた。
公共賃貸住宅インフォメーションによると、そこは南観音アパートという、１９５３年に出来た団地らしい。

 

 

　南側。
　吉島アパート（市営のほう）とほとんど同じデザインだ。
出っ張ってるところはたぶんサンルームじゃないかと思う。

























　北側。
　この団地、見た感じ昭和２０年代ものには見えないけど、
階段入口に衝立があるところがクラシカルで、古い団地と分かる。






























洒落たブロック塀。

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BACK TO EXPO'70

　広島で大阪万博展をやってるらしい。
タイムマシンがあれば真っ先に1970年の万博に行ってるけど、
そんなモノは持ってないので展示を見に行ってきた。

　最初に展示されているのは福田繁雄、亀倉雄策が手掛けたポスター数種。
早くも「これいくらで売ってくれます？」と聞きたくなってしまうから困ったものだ。
その後万博グッズ、パビリオンの模型（太陽の塔を含むテーマ館のものがなかなか精巧）が続き、
出た！人間洗濯機。本物を見る日が来るとは思わなかった。
当時三洋の社員で、社員旅行で万博に行ったという母もこれを見たのだろうか。
このほか日本館で展示されていた巨大タペストリーやリニアモーターカー、ビデオ上映等がありました。

　この展示は大阪万博のほんの一部に過ぎず、写真集でいろいろ見てる人には物足りないかも知れないけど、
当時の展示品等を生で見られる機会はあまりないので、もう一世代前に生まれたかったという人は是非。
今度はタカラビューティリオンやワコールリッカーミシン館など、奇天烈スペイシー建築にスポットを当てた展示もやってほしい。
というか、奇天烈の最たるものが太陽の塔か。

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10年ひと昔（2）

その後みんなどうなったでしょうか
1996.12

散財

　僕は仕事で林檎印のコンピュータを使っているんだけれど、
そんな人が必ず持ってそうなあの白いiナントカは欲しいと思ったことが無い。
携帯やらデジカメやら、気軽で便利なものには全く興味が沸かない。
こんなものを買った。









質量２８kg、消費電力４００Ｗ。
音楽を聴くためだけにこの物量だ。
時代に逆行してるな